メンタルヘルスケアの意義
年功制の廃止、成果主義の導入、人員削減による労働負担の増大、雇用の不安定など、労働者を取り巻く環境は大きく変化しています。
労働者の約6割が強いストレスを感じていて、労働者の自殺防止に関する様々な施策も出されていますが、未だ顕著な効果は発揮していません。
職場におけるメンタルヘルスケアが求められます。一方で、労働者自身も積極的にセルフケアに取り組むことが求められています。
ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
ストレスやメンタルヘルス不調が問題となっていますが、正しい知識や理解は十分には普及していないのが現状です。
偏見も根強く、「単なる気の持ちよう」と片付けてしまう人もいます。時代の流れとともに新しいメンタルヘルス不調が現れています。
労働者の心の健康を保つために正しい知識と理解が必要です。
セルフケアの重要性
ストレスや心の健康に配慮すると、労働者は仕事にやりがいや達成感を感じる余裕ができて、創造性が発揮できます。労働の質が向上すれば、生産性があがります。これが職場のメンタルヘルス対策の重要な目的です。この目的は事業者、職場の管理監督者、労働者が連携・協力して初めて実現できるものです。 事業者だけでなく労働者も自ら健康管理を行い、仕事に支障をきたさないようにする「自己保険義務」も求められています。労働者は健康の自己管理をするうえで、ストレスや心の健康について正しい知識を学ぶこと、そして適切な対処をできることを求められています。
ストレスへの気づき方
ストレスの状態や原因に気づくことはセルフケアの第一歩です。その一方、ストレスは目に見えないものなので気づきにくいのも事実でし。
ストレスに気づく方法としては、身体面、行動面、心理面それぞれの兆候からのアプローチがあります。ストレスに気づく感覚は個人差が大きいので、数値化が可能なストレスチェックを利用するのも有効です。
ストレスへの対処、軽減の方法
労働者がストレスから健康を守り、働きがいをもつには、労働者自身がストレスを軽減・対処する方法を身につける必要があります。次のような方法がストレスを軽減したり、ストレス耐性を高める効果があります。
- 睡眠や運動のような生活習慣による方法
- リラクセーション
- 人間関係の資源活用法(ソーシャルサポート)
- ストレスコーピング(困難な場面に遭遇した時の考え方や対応などを個人の内面にアプローチする方法)
- カウンセリングや相談
このような方法は知識として理解するだけでなく、日常生活で活用することが大切です。
このサイトについて
このサイトはメンタルヘルス・マネジメント検定3種セルフケアコースの勉強のために、個人的に重要と思ったところや個人の感想をまとめたものです。
参考文献
- (2014/09/18)いつもと違う自分に気づくを更新しました
- (2014/09/17)仕事以外でのストレスを更新しました
- (2014/09/10)注意すべきリスク要因を更新しました
- (2014/09/06)自己保健義務とはを更新しました
- (2014/09/06)早期対処の重要性を更新しました