メンタルヘルス・マネジメント

心の健康問題は自分とは関係ないという誤解

  • メンタルヘルス不調は誰にでも起こる。
  • 心の病が増加傾向:37.6%
  • 最も多い年代:40代が36.2%
  • 休職した教職員の原因疾患:精神疾患などの精神疾患62.4%
  • 国家公務員の長期病欠の原因:1位うつ病などの精神疾患64.6%
  • メンタルヘルス不調になることを予測するのは極めて困難。
  • うつ病になりやすい性格は、組織人として立派に見られること。
  • メンタルヘルス対策は個人へのアプローチではなくシステム構築のアプローチが大切。

睡眠を削って残業を頑張るのは美徳という誤解

  • 4時間睡眠を1週間続けると異常が現れる。
  • 4~6時間睡眠を2週間続けると、能力が2日間眠ってない人と同レベルになる。
  • 寝ないとパフォーマンスが落ち、さらに睡眠が減るという悪循環。
  • 2日で12~16時間は必要。

その他の誤解とその対策

  • メンタルヘルス不調は誰でもかかる病気であり、治る病気である。
  • 統合失調症の1/3は医学的にも社会的にも完全に回復する。初発患者は約半数が治る。うつ病の場合、これ以上を期待できる。
  • 精神障害者は危険という誤解→精神障害者の割合は2%なのに対し、一般刑法犯の精神障害者率は0.9%。
  • 脆弱性ストレスモデル→メンタルヘルス不調は”なりやすさ”と環境要件が絡み合って起こる。
  • 統合失調症、うつ病、不安障害は、脆弱性ストレスモデルによる病態理解が主流。脆弱性を小さくすること(服薬など)、ストレスを軽減することが重要。
  • 職場の人間関係づくりが大切。的はずれな説教や非難、否定的な態度はマイナス要因。

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