過重労働の背景と労働者の健康状態
- 景気に関係なく過重労働状態にある労働者はいる。
- 成果主義により無理をして過重労働してしまう労働者もいる。
- 長時間労働の抑制、非正規人材の採用、裁量労働制や在宅勤務制度
- 健康診断における有所見率５２．７％。異常所見項目では血中脂質が多い。
過重労働の健康影響メカニズム
過重労働→
交感神経系が反応・内分泌系のアドレナリンやノルアドレナリンの分泌が亢進→
血圧上昇、血糖値上昇、代謝バランス不安定→
高血圧、高脂血症、糖尿病
ストレス→イライラ、気分のムラ→生活スタイルが不健康→高血圧、高脂血症、糖尿病
交感神経の亢進＋生活習慣の不健康→動脈硬化
厚生労働省「産業医のための過重労働による健康障害防止マニュアル」では
過労死→過度な労働負担が誘因となって、高血圧や動脈硬化などの基礎疾患が悪化、脳血管疾患や虚血性心疾患、急性心不全などを発症し、永久的労働不能又は死に至った状態
動脈硬化＋過重労働→脳・心臓疾患
従来長時間労働はメンタルヘルス不調の出来事として判断されてなかった。
しかし、２０１１年１１月「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」
長時間労働は心身の極度の疲弊消耗をきたし、うつ病の原因となると表明