メンタルヘルス・マネジメント
ストレスは身体面、行動面、心理面に現れる
- 汎適応症候群:長時間のストレス・強いストレスにより、ストレス要因の種類や個人差に関係なく同様に起こる心身の反応。
- 汎適応症候群による異変に気づくことがストレスへの気付きにつながる。
身体面の変化
- 身体の異変は「具合の悪さ」として体感できるため、気づきやすい→心身症。
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、下痢、腹痛を繰り返す過敏性腸症候群などの消化器系症状。
- 気管支喘息、過換気症候群などの呼吸器軽症状。
- 急性反応:動悸、下痢、ふるえなど
- 慢性反応:疲労、不眠、消化器系症状など
行動面の変化
- 自分で気づかなくても、周りが気づきやすい。
- 仕事ぶりや出勤状態に現れる。
- 急性反応:回避、自己、口論。
- 慢性反応:遅刻、作業能率低下、生活の乱れ。
- 上司から指摘があれば素直に振り返ってみることが大切。
心理面の変化
- 「具合の悪さ」として体感されるが、気づいても対処が難しい。
- 自分が弱いからだ、自分がしっかりしてないからだと認知してしまいがち。
- 逆に職場批判に気持ちが向き人間関係が悪くなることもある。
- 急性反応:不安、緊張、怒り、興奮、落胆。
- 慢性反応:不安、短気、抑うつ、無気力、不満、退職願望。
いつもと違う自分に気づく
- 心身の異変の出方は人それぞれ。ストレスに気づくポイントは「いつもと違う自分に気づく」こと。
- 例えば、普段胃腸が丈夫なのに、ストレスで胃痛がでたら「いつもと違う」と気づく。
- 「違い」は外部基準でもなく、他人とでもなく、自分自身の内的な変化
- 「いつもと違う」が2週間継続したら、専門家に相談するのが実際の対処。
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